Billboard JAPAN


NEWS

2026/04/03 18:00

<ライブレポート>兎アイズ「未知の世界に挑戦していく」3rdワンマン【香味触 -第五感 終幕-】で三者三様の歌唱表現力覚醒! 5月には1stアルバム&1周年ライブも

 「あなたの脳内を占領する!」をコンセプトにエモーショナルな感情表現を重視した叙情的ロックアイドルグループ・兎アイズ。現体制になって10か月が経った3月27日(金)新宿DHNoAにて3rdワンマンライブ【香味触 -第五感 終幕-】を開催した。

<五感すべてを刺激する演出とパフォーマンス>

 ピンク色担当の萌月ゆりな、赤色担当の結月ちはる、青色担当の美月さなの3人から成る兎アイズ。この日の公演では、これまでワンマンのコンセプトにしてきた視覚と聴覚に加えて、嗅覚、触覚、味覚もテーマとして掲げた空間を創造。まず入場者に制服姿のメンバーの花の香りがするブロマイドを配ったり(嗅覚)、勝利の花=グラジオラスを観客に手渡したり、バックダンサーたちが黒いTシャツにペンキで手跡をつけていく演出もあったり(触覚)、花束の中に潜めたお菓子を食べる素振りもパフォーマンスに取り入れたり、特典会参加者に今回のフライヤー同様のイラストがプリントされたチロルチョコをプレゼントしたり(味覚)と、ライブ空間では本来表現しづらい感覚も楽しんでもらう施策を各所に入れ込んでいた。

<1時間20分ノンストップ! 鬼気迫るボーカルアプローチ>

 そんな五感すべてを刺激するライブにおいて、メンバー3人はボカロやエモロックからの影響を顕著に感じさせるキラーチューンを1時間20分にわたりほぼノンストップ(本編最後の挨拶とアンコールでの告知以外MCなし)で畳み掛けていたのだが、その間ずっと一瞬たりとも気を緩めることなく全身全霊で歌い踊り続けていた。2ndワンマンライブレポート(https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/158328)でも彼女たちのパフォーマンスの激しさ、熱量の高さについては触れさせてもらったが、この日はそれぞれの鬼気迫るボーカルの迫力が前回にも増して凄まじかった。三者三様に異なる声質の持ち主なのだが、どこまでも突き抜けていくハイトーンからエッジの効いた野太い歌声、さらにはアイドルらしいポップなアプローチまでと、あらゆる方向に振り切れたボーカルが会場中のテンションを見事にコントロール。そのすべての声に感情が乗りまくっていた。

<3人のリミッターを外すキーパーソンとなった新曲>

 そこまで彼女たちの歌唱表現力の凄みが引き出されたのは、もちろんノンストップで歌い踊り続けていく構成によるところも大きかっただろうし、その熱量に負けじと全力で呼応していたオーディエンスの影響も絶大だったと思うのだが、この日初披露された新曲の存在が3人のリミッターを外すキーパーソンになっていたように思う。特に兎アイズ初のバラードとなる「タメイキシテ」は、語るように訴えかけていくパートもあったりと、その胸の内に潜むあらゆる感情を引き出さないと体現でいない楽曲であったこともあり、白いベールを振り回しながら熱唱する3人の声と姿は圧倒的であった。そのムードは続く「528ヘルツ」での泣き叫ぶようなボーカルアプローチにも多分に作用し、そこから突入した本編クライマックスの大暴れ感や爆発的なシンガロングを生み出すまでの流れのきっかけになっていた。

<1stアルバム発売に1周年記念ワンマンライブ開催決定>

 こうしてまたひとつアイドルとして、表現者としてレベルアップした兎アイズの3人だが、アンコールで5月13日に記念すべき1stアルバム『第兎感』をリリースすること。5月28日に兎アイズ1st Anniversary ONEMAN LIVE【第兎感】を代官山SPACE ODDにて開催することが発表された。そのタイミングで初披露されたもうひとつの新曲「シナスタジア」で「突き進めぇー!」と歌い叫び、ネガティヴな感情や事象に溢れた世界の中でも自分らしく突き進んでいくことを宣言していく3人。さらには、百戦錬磨のキラーチューン「トベトベトべ」や前回のワンマンで初披露されて以降アンセム化しつつある「ナンデモナイ」にも自らの人生を乗せて歌い上げ、メンバーも観客も肩を抱き合い揺れながら満面の笑みを浮かべる、実にホープフルな音楽空間を生み出して現体制最初のワンマンライブシリーズ【第五感】を完結、完成させてみせた。

 しかし、兎アイズの物語はまだまだ始まったばかり。終演後のメンバーにこの日のライブの感想と、前述のアルバムや1周年記念ワンマンライブなど今後の活動に対する意気込みを語ってもらったので、最後にご覧いただきたい。

<今までにないライブができたんじゃないかと思います!>

◎兎アイズメンバー終演後コメント

萌月ゆりな「今日のライブは……ちょっと個人的な話からしてもいいですか? ライブ直前に前髪をオン眉(オン・ザ・眉毛)にされてしまったんですよ! 私はビジュアルをめっちゃ気にするので(笑)、それもあっていろいろ不安だったんですけど、いざライブが始まったらみんなすごく盛り上がってくれて! 新衣装に新曲も2曲あって、今までやったことのなかったバラードもあったから、どんな空気になるのかな? と思っていたんですけど、また兎アイズの新しい魅力に気付けてもらえたのかなって。あと、今回は嗅覚、味覚、触覚を意識した演出も盛り込めたので、今までにないライブができたんじゃないかと思います! 5月には新曲含む1stアルバム『第兎感』をリリースしたり、1周年記念ワンマンライブもあったりしますので、ファンの皆さんは今後も楽しみにしていてくださーい! 大好き、大好きでーす!」

結月ちはる「今回は1時間20分という過去最長のライブをやらせてもらって、その中で「タメイキシテ」「シナスタジア」という新曲も披露させていただいたんですけど、いろんな意味で体力も精神力も要するワンマンだったから、これまででいちばん不安だったんですよ。でも、いざやってみたら「もういらんことは考えなくていいな」と思うぐらいスパークできて! あと、私、ちょっと太っておっぱいが大きくなってしまって、2カップも上がったんです! それで新衣装への早着替えに苦戦してしまったんですけど(笑)、今後はおっぱいにも負けないぐらい気持ちも夢もでっかく膨らませていきたいなと思っています! これから1stアルバム『第兎感』のリリースイベントも始まりますし、兎アイズの活躍の場をもっと広げていけるよう、1周年に向けてもっともっと頑張ります! 今日はたのしかったです!」

美月さな「今日の新曲披露はサプライズだったんですけど、初めてのバラードもあったり、みんなが慣れ親しんできたメンバーカラーの衣装も急に変わるということもあって、どんな反応をしてくれるのか不安な要素もいっぱいあったんです。でも、ステージに出てみたらそんな不安も一切吹き飛ぶぐらい、みんなが本当に楽しんでくれていて、新衣装も受け入れてくれた感じがして。バラードはバラードでまた今までと違う空気感だったけど、すごく良い空気感だったなと自分は感じましたし、今回のワンマンライブは総じて楽しく熱く一体感を持って終えられたんじゃないかなと思います! ありがとうございました! 今後の兎アイズとしては、もっともっと今までやったことのない未知の世界に挑戦していくので、皆さんついてきてくれたら嬉しいです!」

取材&テキスト:平賀哲雄
カメラマン:青山直樹

◎3rd ONEMAN LIVE【香味触 -第五感 終幕-】
2026年3月27日(金)新宿DHNoA セットリスト:
01.グラジオラス
02.トベトベトべ
03.カマセカマセ
04.ダイカクメイ
05.チュー□ラブ(□=ハート)
06.アイクルシイ
07.ウサギビート
08.ウサギビーム
09.タメイキシテ
10.528ヘルツ
11.トロイメライ
12.ウソツキアイ
13.キラーキラー
14.ナンデモナイ
MC
EN1.シナスタジア
EN2.トベトベトべ
EN3.ナンデモナイ

◎イベント情報

兎アイズ1st Anniversary ONEMAN LIVE【第兎感】
2026年5月28日(木)代官山SPACE ODD
OPEN 18:30 / START 19:00
チケット:
A ticket(前売)3,500円
B ticket(当日)4,000円
https://t-dv.com/daitokan

◎リリース情報

1stアルバム『第兎感』
2026/5/13 RELEASE
初回限定盤 TYPE EYE 6,060円(tax in)
ドキュメント推しカメラ映像&ライブ映像を特別収録!
通常盤 TYPE A 3,000円(tax in)
通常盤 TYPE B 3,000円(tax in)

◎兎アイズ Xアカウント
https://x.com/_eyes_official_
◎兎アイズ Instagramアカウント
https://www.instagram.com/_eyes_official_/
◎兎アイズ YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@eyes_official_moon

◎兎アイズ - ナンデモナイ【Lyric Video】
https://www.youtube.com/watch?v=pxUuYn4k-ps